緑の生き方塾 課外授業~群生園 訪問記~学生レポート③


島田さんの所へ訪問してから遅れてしまったけれど、その日のことを振り返ってみる。
10時ごろ、新宿にて、自分と中君、荻原さん、GUスタッフの丸山さん、それと運転をしてくれた三島さんとともに島田さんの元へ向かった。
本来、9時30分の出発であった。出発時刻が遅れたのは、僕の遅刻のためだ。駅を乗り間違えていた。しまった、と思った。楽天的に考えて連絡にもたつきがあったこともまずかったと思う。

30分の遅刻もなかなかなものだ。どうにも気まずい。しかし、丸山さんは怒ることもなく、寛容に対応してくれた。
群馬につくと、島田さんが出迎えてくれて、島田さんおすすめの洋食レストランで昼食をとった。トンカツの乗せてある大盛りのミートスパゲッティだった。
そこで、島田さんからいろいろと話を伺うことが出来た。
島田さんと話ができる最初の機会だったが、初めのうちは自分はどうにも身構えてしまった。
少し警戒してしまっていた。
今思えば、勝手に大変失礼なことをしていた。面識の深くない大人の方という理由から、その人が本心からしゃべっているのか、計りかねていたのだった。等身大でも話してみたいことがあった。向かいの場に島田さんは座っていたのに、なかなか質問に切り出すことが出来なかった。
自分の中の警戒心を解こうとした。
しかしかえって、いろいろと考えてしまうことが、よりもたつきをつくってしまっていた。
島田さんは中君と会話を始めていて、自分は流れに身を任せていいた。
話が進むにつれて、自分も少しずつ口を出せるようになった。いろいろと考えてはいたが、会話をしたいという気持ちが強かった。
いつのまにか、会話に集中することが出来た。
昼食を終えた後は、サボテンの飼育ハウスへ移った。ぽつぽつと建物が見えなくなってくると、麦畑が広がり、少ししてすぐ、大きな温室ハウスが一面に並んでいた。
ほかの農家のものだと思ったが、違かった。すべて島田さんのものであった。
サボテンというと、ゼリーカップ大の小さなものを想像して逆算して、すさまじい量になるんじゃないかと思った。
その後、ハウスの並んだ敷地内に車を止め、島田さんを先頭に、ハウス内を説明して回ることとなった。ハウス内は温度を調節して暑い。中には向かって二列のテーブルがあり、その上にプランターが並べられていた。小さなサボテンらしき玉のようなものが見られる
ものもあれば、何も見られないものもあった。
「ここまで育つのに一年かかった。」それらを指さして、島田さんは言った。何も見られないものも島田さんの指差した方向に、白く小さいものがあった。サボテンというよりも、小石やコケのように見えた。自分には少し信じられないことだった。サボテンの成長が遅いことはなんとなく思っていたが、それでもこんなに小さくしか成長しない植物は見たことがなかった。
島田さんがいうことには、これらすべて種から育てたと述べていた。生態系を崩さないための、島田さんのポリシーなのだと。自分の考えの及ばない何かが島田さんにとって許せないことだったのだろう。
説明を聞きながら、なるべく思いついたことは、質問してみることとした。丸山さんに事前に言われたかともあるが、会話を続けることで、また何か島田さんの知らない面を知れると思ったからだった。
二つ目のハウスに向かうと、普段見る握りこぶし大のサボテンがあった。このサボテンの大きさになるのに、八年はかかるそうだ。
サボテンの中には、小さな花が開いているものがあった。黄色いものもあれば、赤いものもあった。初見、太くて丸いサボテンからちいさく、鮮やかな花が咲くことは不釣り合いで可愛げのあるように思えた。
しかしそれだけではなかった。島田さんの説明を聞いて、何年もの歳月から生まれた、美しさや重さを感じた。
最後のハウスも島田さんの説明を聞きながら見て回った。回りながらも、そこにある工夫の数々などは、大変根気のいる作業であることを裏付けるものであった。島田さんは恐ろしいとその時思った。これらのことをやりきる自分を想像できなかった。
サボテンの閲覧を終えた後、島田さんとまた話を聞く機会をもらえた。この機会を逃してはいけないと思った。自分の話したいことはすぐに話すようにした。
そこでの会話は、思い返すと楽しいものだった。自分の普段話していないことを話すことができた。等身大でたいしたことは言えなくても、将来について、それでも吐き出した。
またそれを島田さんは真面目に聞いてくれた。そこもまた、大変心地よかった。
会話を終えて、お別れの時間となった。車に乗って帰路についた。短く濃密であった体験だったと思う。
大変遅れて申し訳ございません。ゆっくりとすすめていたからか、かなり時間を開けてしまいました。
島田さんの訪問をしてから、自分の好きなことをする機会が増えました。感情で動きたい、という気持ちが強くなったと思います。
島田さんの訪問から得たことを、まだほとんど達成していない気がします。
また、2回目のGUの後援会に出席したとき、感じることがあったのですが、一方で物足りなさも感じました。講演会の内容ではなく、それを聞く自分が能動的に何かを行動していないからかもしれません。経験をもっと積まなければいけないと思います。
先日は、訪問の場を提供していただき、ありがとうございます。訪問や講演会も含めて、あのような場は、人の価値観を変える大きな力あると感じました。
次の講演会には色々な人を呼んでみたいです。

高田

コメントを残す

WP-SpamFree by Pole Position Marketing