多種多様な生物が棲む森を取り戻すこと

太古の昔から、原生の森では様々な生物が互いに支え合って生きてきました。虫が草や葉を食べ、その虫を野鳥が食べ、微生物は落ち葉や動物の死骸を分解して養分に換えて土に還す。さらに、その養分で育った木の実を他の動物が食べる、そんなサイクルが出来ています。

そして、人間も森の恵みによって生かされているということを忘れてはいけません。

人間が生きていくには、酸素ももちろんのこと、淡水を摂取することが必要不可欠です。きれいな淡水は地球の水全体の0.01%と言われていますが、そのほとんどが森に降る雨が森の地中で浄化されて出来ています。

森はまさに命の源なのです。

しかし、人間は火を使うようになって、樹木を薪や炭などという燃料にしてきました。また森を切り開いて焼畑農業を行い、木材を売る目的で無尽蔵に木を切り倒し続けてきました。

こうした人間の営みがもたらす人為的な原因により、地球上のいたるところで原生の森は失われ、森の恵みに生かされている多くの動植物が地球上から姿を消そうとしています。

昨今、地球温暖化という問題が取り沙汰されていますが、そもそも生態系崩壊の危機にも直面しているのです。

私たち人間は、人間の尊厳を持って、この地球の森を取り戻していくために、立ち上がる時にきています。