音楽が広がり、森が生まれ、森が活かされる

私たちの祖先は森から多様なことを学び、それを知恵に変え、地域特有の文化を創ってきました。その段階で培われた知恵は、知識として受け継がれ、さらにそれを技術として発展させてきました。私たちが掲げている森づくり支援とは、森と共に生きることを育むとともに、森から多様なことを学び、多様な文化を育て、安心な森、安全な森、元気な森を、持続的に創造するということです。森づくりのポリシーは、つくり手によって異なるものですが、その根底に「経済」があるならば、それは効率性が優先され、多くのケースは単一樹種が用いられます。ただその場合、結果として生態系や景観といったものへの配慮を欠き、自然環境、ひいては人間の生活環境にも悪影響を及ぼしかねないことは周知の事実です。森は樹木だけではなく、下草、そして目に見えないバクテリアや菌類をはじめとする微生物も含めた総合力で成り立つものだからです。また、その土地の気候風土によっても条件は異なり、ただ木を植えればいいというものではありません。最も重要なことは、その土地に残された自然林に隠されています。自然林の「自然」は「自ずと然り」と読むことができます。自然林とは、その土地で長い年月をかけて「自ずと然るべきところに落ち着いた森」であり、そこから学ぶべきことを学び、森づくりに反映させるということがやはり大切です。さらに、森の資源を地域産業に繋げることができれば、活動の持続も促されます。

一本の木が強い風に吹きさらされ、揺さぶられて、葉が一枚も無くなって丸裸にされても、大地に強く根を張り、生まれたその場所で頑張って生きている。アメリカの詩人Johnny Ray Ryder Jr.による"THE OAK TREE"という詩で描かれているこの内容は、あたかも今回の被災地の方たちの在り様を表しているかのようです。この詩にインスパイアされ、実際に東北の気仙沼を訪れ惨状を目の当たりにした上田正樹氏が、『今ある気持ち』という楽曲を書きおろしました。そこには、「皆で痛みを分かち合い、支え合いながらこの時代を生きていこう」という思いが込められています。歌っているのは、上田正樹と金道郷(キム・ドヒャン)という日韓の偉大なソウルシンガーで、二人の意志により、この楽曲が支持され、募金が集まることによって、それが復興支援にあてられることになりました。

そして、私たちは、単なる経済的支援にとどまらず、有識者メンバーの叡智を動員して、地域環境に即した質の高い提案をしてまいります。

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「緑の募金」東日本大震災復興事業応援ソング:「今ある気持ち」

「今ある気持ち」歌詞(PDF:250KB)

今ある気持ち - 上田正樹&金道郷